単体の手法で勝ち続けられることはない
2017年に仮想通貨が大ブームになった時は、いろいろな手法がインフルエンサーから発売されました。飛ぶように売れたらしく小金持ちが一気に増えましたね。てばおさんもオシレーターとローソク足の逆行現象(ダイバージェンス)を利用した手法を購入して試してみましたけど、案の定3ヶ月で使えなくなりました。
残念ながら手法っていうのはみんなが真似しちゃうと使えなくなるんです。ちょっと一例をかいてみましょうかね。
例えばある条件下で、109円で買い、110円で売るっていう手法があったとします。これを皆が一斉にやるとどういうことが起こるかといいますと・・・・
相場には常に売りと買いが混在しています

手法が同じだとみんな同じところに注文します

買えない人たちももちろんでてきます

売りたい人たちももちろん同じところで注文します

売れない人たちももちろんでてきます

みんな次こそはと、注文を少しゆるくします

買える人も買えない人もでてきます

注文ゆるくします

売れた人も売れない人もでてきます

そうやって皆どんどん注文をゆるくしていきます

どうでしょうか?みんながみんな同じ手法を使い、みんなが我先にと注文をゆるくしていくと、値動きはどんどん狭くなっていき、手法は使えなくなります。今回はレンジ相場での動きですが、インジーゲーターを使おうが、トレンドラインを使おうが同じことです。
まあ実際個人が売り出す手法なんかは、FXなどの大きな市場ではそこまで影響ないですが、仮想通貨のように小さな市場だとリアルに影響します。
もちろん手法が効かなくなる理由はこれだけではなく、相場環境の変化や、アメリカや中国のニュースが出てやられるとか色々ありますが、まあ単一の手法はいずれ使えなくなる理由があるということが伝われば大丈夫です。
実際に手法を売りに出す人も以前に比べて効きが悪くなったという理由でしょうね。もしくは手法が広まると使えなくなることを知らない人か、まあそのどちらかです。
でも勝ってる人だって手法やインジを使ってるでしょ?
はい、もちろん使っていますね。ただし勝てない人と決定的に違うのは単体のインジケーターやルールで取引をすることはほぼないという事や、損切りを受け入れていることです。
上級者がエントリーする場所というのは、実際にはたくさんの根拠が集まっている部分であって、よくある情報商材の「◯◯だからエントリー!」なんていうのはありえません。
また、たくさんの根拠と書いたのは、これが勝ち続けるために絶対に必要だからです。
先程も書きましたが、単体で効き続ける手法は存在しないんです。じゃあ勝っている人たちはどうやって勝ち続けているかというと、その時に効いているものを取得選択して自分なりの根拠を作り上げているんです。
ちょっと初心者の方には難しいかと思いますが、実際にてばこさんが取引した場所のエントリー理由を次で書いてみます。初心者の方はエントリーにこれだけ理由が必要だということが分かってもらえれば、それだけでもインチキ情報商材に踊らされないようになるかと。
また、用語がまったくわからない方は、FXを1ヶ月位デモトレーニングして戻ってきてくれた時に、なるほど~!と思ってもらえると思います。
てばこの取引根拠
どうですか?てばこさんのエントリーも色々な理由があるでしょう。
勝てるトレーダーというのはこういった小さな根拠を色々持っているんです。そしてそれをその時の相場に合わせて柔軟に組み合わせて使い分ける。だから相場が変わっても適応できて勝ち続けることができるんです。
あともちろんそういった理由なので、トレードスタイルは様々。どれが正しくてどれが間違っているなんてありません。長く生き残っていればそれが正解です。
たまに勝っているトレーダーが、ニコニコ動画などで生配信して損を出した時に、コメント欄から「下手くそ~」なんてヤジが飛びますが、大抵勝っていて生配信しているトレーダーというのは、さきほどのてばこさんくらいは相場を見ていますし、利益確定や損切りも自分のルールに沿った根拠のあるところでやりますので、配信者のルールを全て把握なんてできるわけないのに「下手くそ~」なんてヤジを飛ばす人はそもそもFXのことがよくわかっていない人ですね。
まあそういうわけで勝ち続けられる手法というのは小さな根拠をたくさん集めて色々と形を変えるものであるため、自分の勝ち方を他人に売ろうと思ってもなかなか売れないんですよね。
だからそのへんで売られている手法っていうのは基本的にほとんどの場合勝ち続けられません。
まあでも、自動売買や手法で勝ち続けられる方法がまったくないわけではなく、限りなく負けないものとして冒頭にも少し書きましたが、業者間で生じる価格差を利用して儲ける設けるアービトラージという方法があります。
また、両建てを利用したグリッド手法(トラリピに近い取引)を絡めた売買、またはある統計手法に基づいた逆張り手法(人様の手法なので詳しくはかけませんが単純に暴落時に買って戻ったら売るっていう手法です)や、スワップ差を利用したアービトラージ、
これらあたりでしたらまあ多少の調整をかけ続ければ勝て続けられないことはありません。ただし、どれも大きく勝てるものではありませんが・・
じゃあFXで勝てるようになるには?
それは相場のことは相場に聞くということです。色々な人のトレードや本やYouTubeを見て少しずつ相場のことを理解して自分の中に落とし込んでいくことです。
落とし込むということは頭で理解することとは違います。チャートを見たら条件反射で反応できるくらいに自分に落とし込むレベルです。
トレーダーというのは研究職です。実際に過去のチャートを検証して、再現性(本当はこの言葉自体も疑わなければいけないのですが)のあるものをひたすら探して少しでも勝率の高い方にベットし続ける地味な仕事です。ここを理解せずにFXでひと稼ぎというのはお金をドブに捨てるようなものです。
てばFXでは少しずつトレードの事を書いていきますが、どこまで読んでも100%勝てる手法なんてのはでてきません。そのかわり、勝ち続けるトレーダーがどういうものかというものは理解してもらえるかなって思います。
それでもなにかしら手法が欲しくてたまらない人は
日本で出回っている有料手法は、海外サイトなんですが、フォレックスファクトリーというところに9割はあります。
ええ、そうなんですよ。ここの手法をそのまんま日本人向けに翻訳して売ってる人がたくさんいるんです。手法売ってる人は自分では勝てなかったのでこういう儲け方に走っちゃうんですよね。
さきほども書きましたが、初心者がすぐに使える勝てる手法なんて実際には何の役にも立ちません。絶対に買ってはいけません。
手法なんて言うのは勝つための「ごく一部の要素」でしか無いんです。
実際に、てばこさんも自信のあるエントリー手法はいくつかありますが、じゃあそのエントリー手法を封印してトレードしたら負けるかというと、多分それを使わなくても利益はでるのではないかと思います。勝つために必要な条件のうち、手法が占める割合はそこまで高くないんですよね。
④絶対に勝てる手法など存在しない(アビトラのぞく) まとめ

