コロナウィルスの暴落に巻き込まれたてばこ
てば旅を見てくれている人はご存知かと思いますが、FXで稼いで世界を旅しているてばこさん。専業トレード歴は10年近くになり、リーマンショックも仮想通貨バブルも乗り越えてきたガチのトレーダーです。
しかしここ数年はボラティリティが低く、大した暴落もなく、もともとスキャルピングでガンガンやっていたてばこさんも旅をしているうちに、トレードの手を少しずつぬいていました。
そしててばこさん、てばおさんがタイで就職したのをきっかけに、1人でヨーロッパやアメリカへ遊びに行くようになります(二匹の財布も行動も完全に別)
しかしこの時・・・
スキャルピングだったのでポジションは多めに持っており、一撃で100万円以上の損失。コロナウィルスの暴落が始まったほぼ初日でしたね。
ここしばらくは月単位でマイナスを出したことがなかったてばこさん。久しぶりに月のマイナスが確定して自分の甘さを反省します。
勝ち続けるならアービトラージ
アービトラージ(サヤ取り)とは?

アービトラージは同じ性質でチャートが連動して動く(相関がある)銘柄を、「売りと買いで両建て」して、その価格差が開いたり閉じたりする部分を狙ってトレードするものです。上記は相関の強い豪ドル(青線)とNZドル(オレンジ線)のアービトラージですね。
両建てしているゆえに、今回のコロナショックのような暴落がおこっても、両建てしている2銘柄とも同時に落ちていくので、価格差にはほとんど影響がありません。
完全に市場の動きを無効化して、純粋に2銘柄の動きだけに集中できるために大損することがないんです。
スワップアービトラージ
これはFX業者を2つ用意しまして、その業者のスワップ差を利用したアービトラージです。
例えばランド円のスワップですが、スワップがたくさんもらえる業者で買いをいれて、マイナススワップが少ない業者で売りをいれて両建てします。
すると市場の暴落などに左右されず、スワップだけがチャリンチャリンとはいってくるのです。
レイテンシーアービトラージ
こちらは業者の価格の遅延を利用したアービトラージです。
業者によって価格の表示は1~2秒遅れるんですよね。その差を見つけて、プログラムを組んで自動売買させるのですが、これは一般の人には敷居が高く、また業者にもすぐにバレて口座を凍結されてしまいます。
ただし勝率は7~8割ほどに行くかと思います。
相関する2銘柄のサヤ取り
こちらは最初に説明した豪ドル円とNZドル円のように相関のある銘柄の価格差が開いたところで両建てして、価格差が縮んだところで決済するアービトラージです。
密接に関係するオーストラリアとニュージーランドの価格差が限界を超えて開くと、投資家よりも国が困ります。なんだかんだで2国間で調整がはいるので価格差は落ち着くものなんです。過去10年以上のチャートを見てもらえば必ず価格差は戻るということはわかってもらえるかと思います。
安定して勝つなら株のアービトラージ1択
FXのサイトでいきなり株のアービトラージ(サヤ取り)をすすめるてばこさん。
ただし、もちろんちゃんとした理由がありまして、まず株は非常にルールや法律が厳しく制定されています。FXや仮想通貨よりも遥かに投資家保護に力をいれておりまして、税金なども投資家に優しく、怪しい情報もすぐに規制されますのでインチキ案件が少ないです。FXみたいなロスカット狩りみたいな事もありませんしね。
また、FXで2通貨を選ぶアービトラージは選択肢が少ないですが、株は銘柄が多いので組み合わせの選択肢がとても増えます。(日経225銘柄だけに絞っても十分多い)
さらに株はレバレッジ3.3倍までと低いんですが、値動きがFXよりも激しい為に決済までの時間が早いです。そういう意味で万人が安定して稼ぐのは株のアービトラージ(サヤ取り)と結論づけています。
株のアービトラージってどうやるの?
株の銘柄をあぶり出すソフトとして有名なサヤトレがありますが、これは相関係数や時価総額だけに焦点をあてて企業内容はスルーしていますので、相関がよく崩れます。まあサヤトレだけではなくてサヤ取りソフトの9割が相関係数をメインで使っているので、普通に使うと死にます。
なので現状きちんとアービトラージが機能するものとしては、てばこさんが使っているバフェットロング・ショートシステムかサヤ取り達人というこの2社になるかと思います。
どちらのソフトも、開発者の方がTwitterとかで先出しでトレードしてますし、無料利用期間があるので実際にためしてみて気に入ったほうを使うとよろしいかと思います。
コロナショックのような暴落にもびくともしない聖杯手法でございますよ。