
スリッページとは?

スリッページはクルマが滑って止まれないように、指値注文が狙ったところで止まらずに滑って約定してしまうことを言います。これを約定力なんて言い方をしているところもありますね。NDDもDDもどちらの取引方法でも残念ながら起こります。
特にスキャルピングをおこなっている方なんかは0.1pipsの差が死活問題になりますのでスリッページは重要です。
一応DD方式のFX業者がスリッページが起こるメカニズムについて説明している一文として、
「顧客が注文する」⇒「FX業者がインターバンクに注文を流す」⇒「注文確定」という流れの中で、相場が活発だとデータの遅延が起こって注文価格とズレが生じてしまうという説明ですが・・・
と、てばこさん。なかなか衝撃的な一言。
ただDD取引業者の言い分としては、「不利な方向に行くこともあります」みたいな感じで濁しているところが多く、つまりこの言い方を素直に受け取れば、「得する方にスリップする」ということもあるはずなのですが、取引歴10年超えのてばこさんいわく・・・
ですよね。
これに関してはみなさんも経験があると思います。特にストップロスの逆指値なんかは、ほぼ悪い方向にスリップしますよね。もちろんNDD方式も多少滑りますが、DD業者ほどはド派手に滑りません。
まあ理由としてはDD方式の業者は顧客の利益が自社の損ですから、これはそのようにシステムが組まれちゃっているのです。DD方式ではスリッページはコントロールできちゃうんです。
一応表向きは、これを防ぐためにFX業者のアドバイスとしては「スリッページの許容範囲を事前に設定しておく」という風にアドバイスされます。
例えば許容範囲を3pipsに設定した場合は、「もしスリップして指値から±3pips離れたらその価格では約定断ります」と、顧客が決めることが出来ます。
なるほど、それならいいんじゃないですか?
FX業界の闇は深いです・・・・
リクオート

リクオート(Re Quote)とは、指値をしていたのですが、業者がその値段での約定を拒否して、再度別の価格を掲示することです。
成行で刺さらなかったり、指値が刺さってなかったりした経験のある方もいるかと思いますが、まさにそれがリクオートです。簡単に言ってしまうと約定拒否ですね。
これに関してはNDD方式ではほとんど起こりません。DD方式の場合に多く起こります。
リクオートが起きるタイミングはやはり相場の変動が激しいときです。表向きは顧客保護のためと言っていたりもしますが、やはりリクオートも必ずと行っていいほど顧客の不利な場合で起きます。
絶対まだまだ暴落するじゃん!ウリウリ!なんて時は大抵刺さりませんよね?だって顧客が儲かっちゃったらDD方式の業者は損をしちゃうんですもん。
本来、FX業者は指値注文をリクオートすることはできないのですが、日本では指値注文ですらリクオートがまかりとおっています。
低スプレッドに惑わされてはいけない
投資の先進国、アメリカのトレーダーはFX業者を選ぶ際にDDかNDDかを非常に重視しますが、日本のトレーダーは低スプレッドかどうかを重視します。
しかし本来FX業者の収益はスプレッドか手数料でしか儲けられないはずなのに、低スプレッドなのに利益がでているということは、やはり顧客からわからないように吸い取っているからなのです。
リクオートやスリッページってなあに?まとめ

